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老人ホームに入居した場合の小規模宅地等の特例

Q 私の両親は、私たち子どもが独立してから、2人で父所有の戸建て住宅に
 住んでおりました。ただ、父が高齢で介護状態(要介護認定あり)になった
 ため、数年前から父だけ老人ホームに入っておりました。母1人では不安も
 あるため、その後は私(長男)家族が引っ越して母と同居しています。

 この度、父が亡くなり、私が自宅を相続しようと思っていますが、小規模宅
 地の特例(80%評価減)は、使えるでしょうか?
 

A 2014年1月より、被相続人(お父様)が老人ホーム等に入居したことにより、
 居住しなくなった自宅敷地についても、一定の要件を満たせば、居住用の小
 規模宅地等の特例(80%評価減)の適用を受けることができます。

 この一定の要件とは、相続開始前(亡くなる前)までに要介護認定を受けて
 いることが1つです。これは問題ないようです。

 また、お父様が老人ホームに入居した後、賃貸その他事業の用に供しないこ
 と。あるいは、その後生計一の親族以外が居住しないことです。

 ご質問者の場合は、上記の最後の要件に当てはまるかどうかです。
 すなわち、お父様が老人ホームに入居した後に、自宅に住んでいますので、
 お父様と生計が一であるかどうか、が問題となってきます。

 お父様と生計が一であれば、小規模宅地等の特例の適用を受けることができ
 ます。
 生計が一とは、お財布が一緒ということです。お父様の老人ホームにおける
 生活費等をご質問者が負担している、ということであれば、生計一と言える
 でしょう。

 反面、お父様に年金や不動産賃貸収入、あるいは貯蓄が十分にあり、老人ホ
 ームの費用は、お父様が自分で出している、ということであれば、生計一と
 は言えません。
 少し微妙な判断ではありますが、生計が一かどうかが、ポイントとなってき
 ます。

                           《担当:北岡》

※本文で紹介させて頂いた内容は概略となります。
 詳細につきましては税務署または税理士等の専門家にご確認下さい。
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